おからの豆知識
おからとは?
おからは豆腐を作るときに、大豆から豆乳をしぼったあとに残るのがおからです。おからの「から」は、絞りとった残りの状態からついた名です。大豆の風味や、たんぱく質、食物繊維を多く含んでおり、健康食品として注目されています。おからは、『卯の花』という呼ばれ方もします。食品売り場などでは、食材は「おから」、煮物として調理された物は「卯の花」と使い分けられています。
おからの栄養と効果
おからは、食物繊維やカルシウムをたっぷり含んでおりタンパク質や炭水化物カリウムにも含んだ食材としてヘルシーフーズの中でも大いに注目を集めています。まずなんといっても優れているのが食物繊維の量です。100g中11.5gは、ごぼうの約2倍に当たります。おからの食物繊維は(セルロース)と言う水に溶けないタイプのもの。このセルロースは腸のぜん動運動を促してくれるので便秘の解消にもなり腸内の残留物をそうじしてくれますから、大腸ガンの予防にもつながります。
豊富な食物繊維
食物繊維は、消化・吸収されずに、小腸を通り大腸まで届くことができる成分です。おからに含まれている食物繊維の量は大体100g辺り12g。同じく食物繊維が豊富だと言われているキャベツで、100g辺り1.8gです。食物繊維を食事で摂ると、腸内で発酵し、体によい影響を与える善玉菌が繁殖しやすい環境を作り、腸内の善玉菌の割合を増やす。腸内細菌は食べ物を分解するときに、いろいろな物質を排出するが、善玉菌が多いとダイエットに効果的なものも排出されやすくなります。
栄養成分(生おから)※100gあたり
エネルギー:88kcl 水分:75.5g タンパク質:6.1g 脂質:3.6g 炭水化物:13.8g 食物繊維:11.5g ※女子栄養大学出版部2021年成分表から抜粋
栄養成分(乾燥おから)※100gあたり
エネルギー:333kcl 水分:7.1g タンパク質: 23.1g 脂質:13.6g 炭水化物:52.3g 食物繊維:43.6g ※女子栄養大学出版部2021年成分表から抜粋